1.高分子(ポリマー)とは?
1-1.
高分子は、
国際純正応用化学連合(IUPAC)の高分子命名法委員会っていう謎の組織によって、
きちんと定義されています。しかし、ここで、教科書どおり書くと、著作権に触れそうなので、自分の言葉で書きます。
高分子とは?
高分子とは、1種類or複数種類のモノマーの多数回の繰り返しで構成された構造をもつ十分大きい分子のことです。ここで、十分大きい分子とは、モノマーの複数個の増減によって特性が変わらないとき、十分大きい分子と言えます。
また、モノマーの多数回の繰り返されているが、高分子とまではいかないくらい大きい分子のことをオリゴマーといいます。
モノマーの繰り返し単位のことを重合度ともいいます。
1-2.
高分子(ポリマー)の分類
高分子は、産出の種別、形状、モノマー組成とその連なり方、材料の性質と用途の4つの方法で分類できます。
それぞれの分類の仕方。
産出の種別としては、天然ポリマー、半合成ポリマー、合成ポリマーです。
形状としては、線状ポリマー、分岐ポリマー、環状ポリマー、網目状ポリマーです。
モノマーの組成とその連なり方としては、単独重合体、共重合体です。
材料の性質と用途としては、プラスチック、ゴム、繊維です。
1-3.
高分子が巨大分子であることを証明したのは、Staudinger(シュタウディンガー)です。彼は等重合反応から、その証明をしました。